
Tango Therapeutics, Inc.(タンゴ・セラピューティクス)は、がん治療のための医薬品を発見・開発するバイオテクノロジー企業です。同社の主力プログラムは、メチルチオアデノシンホスホリラーゼ欠損を有するがんの治療薬として開発されている、タンパク質アルギニンメチルトランスフェラーゼ5の合成致死性小分子阻害剤であるTNG908です。また、BRCA1またはBRCA2変異を持つがん患者を治療するための阻害剤であるユビキチン特異的プロテアーゼ1や、STK11変異がんを対象としたターゲット3も開発しています。タンゴ・セラピューティクスは、がん患者向けの治療薬の発見、開発、商業化に関して、ギリアド・サイエンシズ社と戦略的提携を結んでいます。同社は2017年に設立され、マサチューセッツ州ケンブリッジに本社を置いています。
通期は、MTAP欠失を標的とするPRMT5阻害薬の開発進展が目立ち、vopimetostatは単剤で膵がんや組織型選択コホートで良好な有効性と安全性を示し、2026年のピボタル試験開始計画につながりました。四半期では、同薬のRAS阻害薬併用試験で初患者投与が進み、初期の忍容性と有望な効果が確認されています。一方、TNG260は臨床上の便益が限定的として開発を縮小し、TNG456はGBMを中心に初期データ待ちの段階です。