
Seres Therapeutics, Inc.(セレス・セラピューティクス)は、マイクロバイオーム治療プラットフォーム企業であり、宿主の細胞や組織と機能的に相互作用するよう設計された細菌コンソーシアを開発し、病気の治療を行っています。同社の主力製品候補は、経口マイクロバイオーム治療薬であるSER-109であり、クロストリジウム・ディフィシル感染症(CDI)の治療のための第III相臨床試験を完了しています。また、SER-155という培養細菌マイクロバイオーム薬を開発しており、これは同種造血幹細胞移植および臓器移植を受ける免疫抑制患者における消化管感染症、血流感染症、および移植片対宿主病の発生率を低減するための第Ib相臨床試験中です。
さらに、同社は潰瘍性大腸炎の治療を目的としたSER-287およびSER-301を第Ib相で開発中であり、転移性メラノーマ患者向けのSER-401、およびクロストリディオイデス・ディフィシル感染症の治療を目的としたSER-262も開発しています。Nestec Ltd.およびMemorial Sloan Kettering Cancer Centerとのライセンスおよび共同研究契約を結んでいます。同社は以前はSeres Health, Inc.として知られており、2015年5月にSeres Therapeutics, Inc.に社名を変更しました。Seres Therapeutics, Inc.は2010年に設立され、マサチューセッツ州ケンブリッジに本社を置いています。
VOWST売却後、収益源は研究開発中心の臨床段階企業へと移行し、通期はSER-155の前進や早期開発投資が主軸となった一方、Phase 2は資金確保を待って追加投資を一時停止しました。直近四半期も同様の構図で、SER-155はallo-HSCT向けPhase 2準備を進めつつ、irECのISTで初期データを数週間内に公表予定です。SER-603もIBD向けに開発を継続しており、今後はI&I領域の提携や追加資金調達の進展が注目点です。