
Peak Bio, Inc.(旧Ignyte Acquisition Corp.)は、がん、炎症性疾患、希少疾患を対象に医薬品候補を開発していた臨床段階のバイオ医薬品企業です。事業の中心は、独自の毒素および抗体薬物複合体(ADC)探索プラットフォームを用いた抗がん剤候補の創出でした。
同社はRNAスプライシングに関わるペイロード技術を用いたADC候補を開発し、Trop2を標的とする候補やその他の非開示標的に取り組んでいました。また、希少疾患領域ではヒト好中球エラスターゼ阻害剤PHP-303を保有していました。限られた資源をオンコロジー領域へ重点配分し、2024年にAkari Therapeuticsとの戦略的統合により同社傘下となりました。
臨床段階のバイオ企業で、売上計上はなく、研究開発費を中心に先行投資が続いています。直近四半期も製品売上は発生せず、ADCやPHP-303などの開発を進める一方、事業継続には追加資金が必要で、継続企業の前提に重要な疑義が示されています。2024年3月にはAkari Therapeuticsとの合併契約を締結しており、今後は資金調達と統合の進展が注目点です。