Figma, Inc.(フィグマ)は、デザイナー、開発者、プロダクトマネージャー、リサーチャー、マーケターなどが、デジタル製品や顧客体験を共同で企画・設計・開発するためのクラウド型デザインプラットフォームを提供する米国のソフトウェア企業です。ブラウザベースのリアルタイム共同編集、プロトタイピング、デザインシステム管理、開発者連携、AI支援機能を組み合わせ、アプリ、Webサイト、ブランド体験、マーケティング制作物などの作成ワークフローを支援しています。
デザインとプロトタイピング
- Figma Design は、UI/UXデザイン、ワイヤーフレーム、画面モックアップ、インタラクティブプロトタイプ、デザインシステム、コンポーネント管理を行う中核製品です。
- Figma Draw は、Figma Design 内で利用できるベクター編集機能を拡張し、アイコン、プロダクトイラスト、細かなビジュアルアセットの作成・編集を支援します。
- AI機能により、キャンバス上での生成・編集、レイヤー名の整理、現実的なコンテンツの自動挿入、画像生成・編集、背景削除、デバイス別アセット最適化などを提供しています。
アイデア出し、資料化、チーム連携
- FigJam は、ブレインストーミング、ワークショップ、ユーザージャーニー、技術図、会議メモなどを共同で作成するオンラインホワイトボードです。
- Figma Slides は、プロトタイプや高精度なデザイン編集を組み込める共同編集型のプレゼンテーション製品で、企画・設計内容の共有や意思決定を支援します。
- これらの製品は Figma のリアルタイム共同編集基盤と連携し、非デザイナーを含む幅広い職種が同じURLから作業に参加できる点を特徴としています。
開発者連携、Web制作、マーケティング制作
- Dev Mode は、デザインから実装への引き渡しを支援し、仕様確認、アセット取得、コード化に必要な情報整理を容易にします。
- Figma Make は、テキストプロンプトや既存デザインから、動作するプロトタイプやWebアプリを生成するAI支援製品です。
- Figma Sites は、Figma上のデザインをレスポンシブなWebサイトとして公開する製品で、コードレイヤーやCMS機能、買収した Payload CMS の技術を活用したWeb制作・運用を支援します。
- Figma Buzz は、ブランドテンプレート、ローカライズ、SNS広告などのマーケティングアセット制作を効率化し、Figma Weave はAIモデルと編集ツールを組み合わせた画像・動画制作ワークフローを提供します。
収益構造と顧客
- 収益は主に Figma プラットフォームのサブスクリプション販売から生じ、契約期間、利用席数、プラン、利用する製品構成に応じて課金されます。
- 顧客は、ソフトウェア企業、事業会社のデジタル部門、デザイン・開発組織、マーケティング組織などで、デジタル製品の企画、設計、開発、公開、プロモーションまでのワークフローを対象としています。
同社は2012年10月にデラウェア州法人として設立され、カリフォルニア州サンフランシスコに本社を置いています。2015年に初期プロダクトである Figma Design を公開し、その後 FigJam、Dev Mode、Figma Slides、Figma Sites、Figma Make、Figma Buzz、Figma Draw、Figma Weave へ製品群を拡大しました。2025年7月にニューヨーク証券取引所へ上場しています。