
Exelixis, Inc.(エクセリクシス)は、米国においてがん治療のための新薬の発見、開発、商業化に注力するバイオテクノロジー企業です。同社の製品には、進行性腎細胞癌の治療に用いられるCABOMETYX錠剤(抗血管新生療法を受けた患者向け)や、進行性および転移性甲状腺髄様癌の治療に用いられるCOMETRIQカプセルがあります。CABOMETYXとCOMETRIQは、MET、AXL、RET、VEGF受容体を含む複数のチロシンキナーゼを阻害するカボザンチニブから派生しています。また、同社はMEK阻害剤であるCOTELLICを、進行性メラノーマの治療のための併用療法として提供しています。さらに、日本では高血圧の治療に用いられる経口非ステロイド性選択的ミネラルコルチコイド受容体ブロッカーであるMINNEBROも提供しています。
同社はまた、VEGF受容体、MET、AXL、MER、およびがんの成長と拡散に関与する他のキナーゼを標的とする経口チロシンキナーゼ阻害剤XL092、組織因子(TF)に対するヒトモノクローナル抗体から構成される抗体薬物複合体XB002(進行性固形腫瘍の治療用)、および経口生物利用可能なサイクリン依存性キナーゼ7(CDK7)阻害剤XL102(進行性または転移性固形腫瘍の治療用)を開発しています。また、XB002は非ホジキンリンパ腫の治療にも用いられます。
Exelixis, Inc.は、Ipsen Pharma SAS、武田薬品工業株式会社、F. Hoffmann-La Roche Ltd.、Redwood Bioscience, Inc.、R.P. Scherer Technologies, LLC、Catalent Pharma Solutions, Inc.、NBE Therapeutics AG、Aurigene Discovery Technologies Limited、Iconic Therapeutics, Inc.、Invenra, Inc.、StemSynergy Therapeutics, Inc.、Genentech, Inc.、ブリストル・マイヤーズ スクイブ カンパニー、第一三共株式会社との研究協力およびライセンス契約を結んでいます。同社は以前Exelixis Pharmaceuticals, Inc.として知られており、2000年2月にExelixis, Inc.に社名を変更しました。Exelixis, Inc.は1994年に設立され、カリフォルニア州アラメダに本社を置いています。
売上の大半を占めるcabozantinibフランチャイズが業績をけん引し、RCC、HCC、DTCに加えて2025年3月のpNET/epNET承認が収益基盤を広げています。一方で、米国の薬価抑制策やIRAに伴う割引・還付負担は収益の下押し要因です。直近四半期は、zanzalintinibが大腸がん向けにFDA審査中で、後期開発の進展が注目点となっています。