
Cara Therapeutics, Inc.は、アメリカ合衆国において、かゆみ(掻痒症)と痛みを選択的にカッパオピオイド受容体を標的とする化学物質の開発と商業化に注力する初期商業段階のバイオ医薬品企業です。同社は、体の末梢神経系と免疫細胞を標的とする製品候補を開発しています。主力製品は、透析を受けている成人の慢性腎疾患(CKD)に関連する中等度から重度の掻痒症の治療のためのKORSUVA(ジフェリケファリン)注射です。
同社の製品候補には、経口KORSUVA(ジフェリケファリン)があり、アトピー性皮膚炎の掻痒症および透析非依存性慢性腎疾患(NDD-CKD)関連掻痒症の治療のための第II相臨床試験を完了しています。また、慢性肝疾患(CLD)原発性胆汁性胆管炎(PBC)およびノタルジアパレスタチカの掻痒症の治療のための第II相臨床試験を行っています。
同社は、ジフェリケファリンを含む急性痛みおよび尿毒症性掻痒症の治療薬を日本で開発、製造、商業化するために丸石製薬株式会社とライセンス契約を結んでいます。また、ジフェリケファリンを含む医薬品を韓国で開発、製造、商業化するために、チョン・クン・ダン製薬株式会社とライセンス契約を結んでいます。Cara Therapeutics, Inc.は2004年に設立され、コネチカット州スタンフォードに本社を置いています。
Cara Therapeuticsは臨床段階のバイオ医薬品企業で、STAT3阻害薬TTI-101とTTI-109の開発を進めています。通期では、上場企業としての管理費や研究開発費が先行し、製品売上はまだなく、今後の臨床試験や承認取得に向けた資金調達が重要な構造です。直近四半期は、TTI-101のIPF第2相で主要目標未達が公表された一方、12週投与群の追加解析では線維化・炎症マーカーの改善が示され、機序の臨床的な手応えも確認されました。今後はTTI-109の初期試験結果とTTI-101のLIVER CANCER試験データが注目点です。